桐光本部校 ブログ

~校舎のことや時々教師個人についてつづる天衣無縫の日記~

タグ:リスニング

ご存知のように英語のテストには,リスニング(放送)問題があります。
いわゆる“英語耳”の成長にはとても時間がかかり,しかも毎日続けていないといけません。
学校でもこの“英語耳”が発達するような指導は出来ていませんが,静岡県公立高校入試では,50点満点中14点がリスニング問題です。これはどうしようもない事実で,長文に次ぐ配点の多さです。
志望校合格には,絶対に攻略したい最重要ポイントと言えます。

私は本部校と竜洋校の英語を担当しているのですが,中3生の「(冬期)入試講習」では毎回このリスニング指導から始まります。そして,毎回のリスニング指導の際,いかにしてそのリスニング問題に備え,どのような心構えで臨めば,現段階での英語力で最高の結果を出せるか,それを伝えています。
12/28の模試,1/9の中学実施の模試,1月の模試で,私から教わった技術を自分なりに活用する練習をするようにも伝えています。
私から受け継いだ技術,そしてこれからも培っていけるリスニングで必要な語彙力を備えれば,他の受験生たちに少し差をつけて英語の試験は始まっていくはず。
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私は過去に「入試英語」についてある疑問を持ったことがあります。それは「英語のテストにリスニング(放送聞き取り)の問題があるのはなぜだろう?」という疑問でした。
英検でもTOEICでも当然聞き取り問題は何割かあるので疑問を持つ必要が無いと言えば無いのですが。

静岡県公立高校入試の英語は、あらかじめ配点がわかっており、リスニング問題は50点満点中14点を占めます。実に3割程度がリスニングということ。

私がそもそもなぜ疑問を持ったかと言えば「学校の英語の授業を3年間経験しても、英語耳(聞き取る力)は育たない。それなのになぜ3割も(その育たない部分を)出題するのだろう?」という気持ちがあったからです。

誤解を招きたくないのですが、私はリスニングの出題に反対しているわけではありません。単になぜだろう?と思ったのです。14点という配点は合否を左右するほどの配点だと思いませんか?

9/14の記事でも書きましたが、私は疑問を必ず解決したいタイプです。そして最終的に、このことにも答えを得ることが出来ました。

しかし今回も情報の出どころはここに書けません。
何か問題があってはいけないのでf(^^;

某教育関連組織のある人が、こう私に答えてくれました。
「確かに学校教育でリスニング力を高めきれていないのは認めます。そのことは今後の課題ですが、それでも英語のテストにリスニング問題があるのには二つ理由があるとお考えください。
一つめは、英語は学問である前に"言葉"であるということ。会話につながる聞き取りの力を評価したいということ。
二つ目は、これは私(情報提供者)の私見が混ざりますが、他の教科はほとんどが暗記力をかなり求められます。英語も例外ではありませんが、リスニングは単語をひたすらたくさん読み書き出来れば大丈夫というわけでもありません。またその一方で、暗記が苦手な子でも聞き取る力はある。そういう能力を持つ子もいます。その子の可能性を評価したいということです。」

ふむふむ。
スッキリ!とまではいきませんでしたが、少し納得出来ました。学校と塾、ともに連携してリスニングへの対応力を高めていく必要がありますね。

私はリスニング指導にこだわりがあります。
担当する受験生達が1点でも多くリスニングでも点数を積み重ねられるよう、工夫していきたいとそのとき誓いました。

NHK基礎英語2は、受験生におすすめです♪
語彙の量は増え、リスニング強化も狙える!
09115092012

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