昨年から、内申点の観点別評価の項目が、各教科1つずつ減りました。
その結果、学校でも先生から「点数を上げないと内申点が上がらないよ!」と言われた生徒もいることでしょう。
では、本当にそうなのでしょうか。
そこで、本部校の新中3生と私が校舎長の中郡校とのデータを作ってみました。
左が塾生中3生の2年学年末テストの各教科平均点の順位です。
右は中3生の2年3学期の内申点順位です。
点数が内申点につながるというのであれば、点数順と内申点順が一致するはずです。
しかし、結果はどうでしょうか。
青い文字の教科、矢印が平均点よりも内申点の順位が上がっている教科。
逆に赤い文字の教科、矢印が平均点よりも内申点の順位が下がっている教科です。
矢印は大きく変化したものにつけました。
どうでしょうか。
かなり、平均点順位と内申点順位が異なることが分かります。
さらに、顕著な傾向が。
数学は平均点が低くても、高い内申点が付きやすい傾向があります。
逆に、国語と英語は平均点が高くても高い内申点が付きにくい傾向があることも読み取れます。
驚くべき結果に。
点数が高いに越したことはないのでしょうが、点数だけでもないことが分かります。
結局のところ、授業態度や宿題などといった、関心・意欲の部分は今でも大事だと言えるでしょう。
春休みの勉強は進んでいますか?
春休みの宿題は1学期に提出します。
つまり、1学期の内申点に響きます。
春休みの宿題の取り組み方で、新学年のスタートダッシュができるかどうかが決まります。
「新学年になって、すごくがんばってるね!」と思わせることができたら、勝ちなのです。
それだけの意識を持って、春休みを過ごせていますか?
もう、1学期の内申点を取るための努力ができるのです。
ただやらされている宿題と、がんばっている宿題、評価が分かれます。
「今」の勉強を大事にすることが、まずは内申点アップの第一歩です。
桐光では、この春、自主勉にどんどん来ようと話しています。
どんどん桐光に来て、がんばってもらいたいと思います。