徳川家康が子供の頃のお話を紹介します。
かの今川義元は,人質である幼少期の家康を育てるにあたり,家臣に対して
「むごい教育」をするように命じたとそうです。
「人質の家康には好きなだけご馳走を与えよ。寝たいと言ったらいくらでも寝
かせてやれ。夏は涼しく,冬は暖かくしてやれ。学問が嫌だというなら一切させ
なくて構わない・・・」
どうしてむごい教育を命じたのにそれほどまでに甘やかせるのか?
正反対の命令に首をかしげた家臣に今川義元が言った言葉がこれです。
「そのようにすれば,たいていの人間はダメになるからだ。」
実際には,厳しい人質生活を送り,その後も苦労の多かった家康は天下統一を
果たします。
今の大河ドラマ「麒麟がくる」にも苦悩する家康の姿が少し描かれています。
「麒麟がくる」全回見てしまいました。もうすぐ「本能寺の変」で終了です。
2023年の大河ドラマは「家康」の話だとか,・・・。これも苦労人家康を描くのだそ
うです。またわが街浜松も大河ドラマで注目されますね。
今から楽しみです。