桐光本部校 ブログ

~校舎のことや時々教師個人についてつづる天衣無縫の日記~

2019年03月

校舎の中を片付けるのは好きで,進んでやります。しかし,恥ずかしながら 自宅の自分の部屋を片付けるのは苦手。本日 日曜日,やる気をだして片づけをすることにしました。

服と教材類を何とかしないと...

服に関しては,ときめく/ときめかない という基準で片付ける。これは効率よく進められました。


教材類は時間がかかりました。 教材に ときめくことは さすがにありませんが,いろいろと思い出す。去年の夏以降,受験対策として,通常授業や講習,個別授業や私の空いている時間に入れた特別な対策で使用した教材。教材の試作品,解答,メモなどなど。


一つ一つの教材を手に取るたびに思い出す。それぞれの教材を用いて行った授業のことを。これを使った時には,こんなことがあったなぁ,◯◯くんがこんなことを言ったなぁ,△△さんがこんな反応をしたなぁ。一人一人の顔が頭に浮かぶ。


歳はとりたくないもの。涙腺が弱くなってきておりますので,作業がなかなか捗りません。

非常に,こんまり(困り)ました。
 

この間、浜信さんの前で、4年前の卒塾生の親御さんとばったりお会いして、そのお子さんたちの近況や懐かしい話などいろいろお話しました。
★「桐光さん、高等部があってほしかったです」
まぁこれはいつも言われる定番の言葉ですが、
今回私が嬉しかった言葉は、これと少し違います。

★「うち、二人とも桐光さんに預けて本当によかったです。」
私「ありがとうございます。」
★「あんなに生意気で言葉も少ないし、よくイライラもしている子たちでしたから、他の塾だったら続けていけなかったと思います。辞めさせられていたかも。」
私「でもみんな、桐光にいると良い子なんですよ。彼らも手がかかりませんでした。」
★「しつけしてくれてたのが良かったです。消しカスを下に捨てないとか、自転車を整然と並べるとか、あとは挨拶ですね。うちの子たちが出来ないことを指導してくれました。勉強も大事ですけど、私はそういうところも大事だと思うんです。」
私「ありがとうございます。そう言っていただけると、今までの指導が間違っていなかったと自信が持てますし、これからの励みになります。」

勉強のことでお褒めいただくのも嬉しいですが、
こういうのもまた違った喜びがありました。
そして
この話に出来てきているヤンチャくん(弟の方)が、
この春、国立大学に合格したそうです。
ようやく肩の荷が下り、子育ての重圧から解放されたかと思ってそうお伺いしたところ、
★「はい。でも寂しいですよ。これからは旦那しかいないので(笑)」

母親の本音を聞いた気がします。
どんなに心配な日々でも、反抗されることがあっても、進路に悩んでも、やっぱり一緒にいられるのが幸せだということ。
私たちの仕事は、一人ひとりの志望校合格までですが、
みんなその後も人生は続いていきます。
~Life goes on~

たとえ卒業していっても、
その子たちの❝次の知らせ❞が幸せなものであるように、
私はいつも願っています。

机の引き出しから、
あの日にもらった生徒からの手紙を何通か取り出して、
もう一度読み返してみようかという気持ちになりました。

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水曜日は春期講習に参加してくれた中1~中3の三枠で個別授業を実施しました。

こちらで準備した課題以外にも、春休みの宿題や学年末テストの見直しなど、それぞれ取り組みたい課題を持参してもらいました。

今回は通っている中学がかなりまちまちだったので、解いている問題も質問もかなり違いがありましたが、忘れてしまっている重要ポイントや、気づかない落とし穴は大体共通
一通り回ってから、個別授業では珍しく板書解説を幾つかしました。

公式の覚え方やどこに気を付けるかを話していくと、皆熱心にメモを取ってくれていましたが、講習テキストを開いてもらうと、すでにほとんど同じことが赤ペンで書きこまれています。


「一週間以内に教わったこと(復習してること)をこれだけ忘れちゃうんだよね」という話と
「桐光(の数学科)では基本的に同じ教え方をしているから、個別授業で先生が変わっても大事な点は変わらずにチェックしてもらえるんだよ」ということを伝えました。

途中、杉山先生も様子を見に来て「次回の講習でちゃんと覚えているか楽しみにしてるよ」とプレッシャーをかけていってくれました(笑)。


先生の個性は授業に色濃く反映されますが、子どもたちに必要な知識は共有されている。

「違うけど、違わない」

バリエーション豊かな講習生の皆と接する中で、これも桐光の良いところだなと改めて感じさせてもらいました。



本


私が本部校にいる水曜は個別授業の日ですので、自主勉強に来ている子を入れても教室内にいるのはだいたい3~8人程度です。


もちろん、授業が始まればこの「少人数制」が生きてくるわけで、

・教材等、一人一人の伸ばしたい分野や苦手な単元にピンポイントで対応できる

・生徒は周りを気にせず遠慮なく質問できる

・普段より数倍細かくチェックできるので、答えが合っていても「なぜこう考えたのか」と質問したり、より速くより計算ミスの少ない方法を細かく指導したりできる

といったメリットがあります。


とはいえ、少し早く校舎についた子は、普段は三階まで人でいっぱいの校舎が「シーン」としているわけですから「今から何をするんだろう」という緊張は少なからずあるかと思います。

ただし、今日は「怒涛の数学」杉山先生の補習授業がありますので、個別授業以外の教室もいっぱいになりますし、人の出入りも多くなります。

個別授業に来てくれる講習生の皆も少し安心かもしれませんね。


先ほどの相馬先生のblogで【水曜日の○○】なんて書いていただきましたが、本当にそう呼んでいただいたら恥ずかしさで生徒も保護者の皆さんの顔も見られなくなりそうなので・・・

「水曜日は校舎に行くと稲垣先生がいるよね」「普段より静かだけど空気がピンとしてて集中できるよね」と言ってもらえるよう【Mr.ウェンズデイ】の方の愛称で覚えてもらえるよう頑張っていきます!


※ 保護者の皆様には追加の送迎等でお手数をおかけしますが、ご協力よろしくお願いいたします。


水晶玉

今日の読売新聞の一面に、
2020年度の教科書改訂について書いてありました。
この4月から小4になる子が、その次小5になるタイミングで小学5・6年英語が、この4月から小6になる子が、その次中1になるタイミングで中学校英語が、指導内容・履修量ともに大きく変わります。
もちろん他の教科の指導要領も変わります。
ただ私は英語の指導がメインなので、
英語に関する変更点が一番気になりますね。

一応、文科省の指導目標として、中1の子たちが苦労する、
中1の2学期で習う最大の山場【3人称単数】という考え方と、
3学期に習う【過去形】まで盛り込むそうです。
とくに【3人称単数】は日本語を使って生活していると、まったく意識することがない文法的な考え方なので、小学生のうちから本当にちゃんと学校の先生が教え込んでくれるのであれば、私たち学習塾の教師としても助かります。

でも、誰がそういう英語の授業を担当してくれるのでしょうか。
英語が教科化される前はクラス担任は英語の指導をやらなくていい
状況だったわけですよね。
今は英語指導がちゃんと出来る教員が採用されている?
いやそんなことはないでしょう。
外国語コミュニケーション能力に長けていない先生が担任だったらどうなることやら…ALTに頼りすぎて、また今の中学校のALTの授業の様に、実際の英語力に直結しないおそれのある(生徒曰くただ少し楽しいだけの)授業が繰り返されそうです。
それとも誰か指導員を外部委託して対応するのか?
興味深いというより、心配な面が山盛りです。

民間の指導員でもよいなら、桐光に話がきたらいいのに。
そう思うことがあります。
一度、公立の小中学校で《出前授業》みたいなことをしてみたいです。

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今日はなんと、
新中2・新中3A・新中3Sと、
3つのクラスの実力アップ講習があります。
[怒涛の数学]杉山先生の補習です。
希望制ではありません。
桐光生全員参加が基本です。

また【水曜日のカリスマ】【Mr.ウェンズデイ】稲垣先生による個別授業もあります。
今回は特別に、本来は塾生限定の個別授業を、春期講習生のみなさんにも体験してもらいます。
集団授業との違いを感じてください。

平成最後の一年に習ったことの記憶、
重要な解き方の極意を、
しっかり強粘着で定着させましょうね!


午後6:00~7:10【新中3S(数学)】
午後7:30~8:40【新中2(数学)】
午後8:50~10:00【新中3A(数学)】


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こんにちは,理科担当の石野です。

先週から新中3対象で理科補習(応用)を行っています。
希望制ですが,多くの中3生が参加してくれています。

この補習の目的は「じっくり考えること」
グラフや表の読み取り、計算問題など公式・用語の丸暗記では解けない問題が中心です。


暗記ももちろん大切です。すべての基本ですから。
だから毎週の授業で基本用語の理社確認テストを行っています。

記述も大事。テストには記述問題もたくさんありますし配点も高いです。
だから授業で記述の書き方を解説します。

そして暗記だけで解けない問題が多く出題されるのが入試です。
だから補習で1つのグラフを,表をじっくり見て読み取る練習をします。


これらすべてのチカラがあって初めて理科で点が取れるのだと思います。
この春はすべてのチカラを伸ばすための特別メニューでお待ちしています。

今週は小中学校で離任式がありますね。
大好きだった先生がどこかへ行ってしまうこともあるでしょう。また逆に、先生が代わることに新たな希望を持つ子もいるでしょう。新中3は受験の年なので、どの先生が指導を担当するかはとても重要になりますよね。

話は変わりますが、この間、こんなことがありました。
ある子が前に成績が上がらないと言って桐光をやめたのですが、ある塾、ここでは仮にX塾としますが、その子がそのX塾へ通い始めたと聞きました。宿題がゼロで、授業中に自分の意思で自由に発言が出来る塾だそうです。桐光とは正反対です。
そうしたら今度は逆に、そのX塾をやめて桐光に来てくれた子がいました。そこで、私は気になったので尋ねたのです。

私「なぜX塾をやめたの?」
★「成績上がらないので…」
私「あそこって、いつでも行っていいんでしょ?」
★「はい。なので、テスト前は全ての学年の子が混じってガヤガヤしています。」

私「なるほどね。でも成績が上がってるって、塾長みたいな人がwebでそう言っていたよ。」
★「そうでしょうか。僕はまじめにやったつもりですが、(成績が)上がりませんでした。それで桐光の講習に参加してみようと。」
私「そうか。ありがとう。違いを感じてくれ。これから、君のように外でやる部活は暑くて大変になってくるけど、勉強もどっちも頑張らないとな。」

勉強にふさわしい環境があるところでもっと頑張りたい。
そういう子が桐光を選んでくれたことが嬉しいです。

塾にもいろいろあります。
今回話題にした塾さんと桐光学院だけ見ても、
まさに正反対の環境があることがわかりますね。
どっちの環境を求めていくか。
生徒それぞれの気持ちの違いが、選択を変えていきます。

今日と明日、中学生の春期復習講習は理社国の授業です。
塾生も講習生も、みんな元気に来てね!

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先日,知人のお子さんの学習指導をして参りました。
私の住んでいるところからその方のご自宅まで,往復で2時間半以上かかりますが,行ってきました。一緒に勉強した時間は2時間でしたが...
詳細はこちらのブログ 
http://kitahama.blog.jp/archives/1074078625.html

帰りに「浪曲会に行きませんか?」とお誘いを受けました。
初めて聞いた浪曲。素晴らしい芸でした。いい経験をさせてもらいました。

あとで調べましたら,都内で その浪曲師の方の浪曲会が開催されたときには,チケットを取るのが難しいとか。むべなるかな。

こういう芸は,芸そのものを楽しむ気持ちが半分と,学ぶべきことはないかと考える気持ち半分で見るようにしています。

本題に入る前の場の温め方,話すときの間や表情,相手に合わせた話の進め方...

「話す・伝える」ということを仕事にしていますので,学ぶべき点,授業に生かすべき点を非常に多く見つけました。

ところで,その浪曲会で「通」の方が,掛け声をかけていました。歌舞伎と似ています。
「よっ待ってました!」 「たっぷり!」
たっぷり は,時間を気にせず,たっぷりと芸を見せてほしい,という意味です。

この「たっぷり」を校舎でも はやらせようかなぁと一瞬だけ考えました。

私「今から,今週の宿題を言いますね」
生徒「たぁ~っぷり!」
はやらせるには,時間がかかりそうです。

昨日から春期講習が始まっています。
私たちは教師、小中学生は生徒なので、
こちらが教える立場です。
でも私たちも日々精進しています。
まぁ精進と言ってはおこがましいですが、
授業の練習や、昨日起きたことの反省、
今日に生かせることの確認などを励行しています。

先ほど、英語科の授業研修を終えてきました。
他の教師からもらったアドバイスをノートに残す先生もいれば、
もう一度より良い授業が出来るように、再度練習の機会を設ける先生もいました。誰かに何かを言われたり、また伝えたりすることで、新しいことに気付くことがあります。その発見が、次の授業に生かせるのです。

この春休みに、
何かを変えようと思って講習に参加してくれたみなさん!
どん欲に教師としての高みを目指す私たちと共に成長しましょう!



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3学期の内申点、
桐光模試の結果などいろいろ判明してきた時期なので、
中3の子たち何人かと、志望校を受験するのに今後必要なことなど、
一緒に考えたりアドバイスしたりしました。
インスタント二者面談のようなものです。

今年度の玄関正面の掲示
【その日までのカウントダウン】は、
一年を追いかけていきます。
(昨年度は公立入試まで残り100日から始めました)
日々オレンジ色のマスが増えて、
高校入試まで残された時間が減っていくことを、
受験生たちに自覚してもらいます。


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学年によっては、今日から春期復習講習が始まります。
普段桐光に通っていない小中学生の中で、
今回桐光の授業を体験するのは初めてだという子もいます。
この間、講習申込みの電話をお受けした時、
「桐光さんはしっかり復習してくれると聞いたので申し込みます」
そういうお言葉をいただきました。
ありがとうございます!

実は私は3年前、新中1になるお子さんとその親御さんに、
「桐光さんは復習が基本なんですねぇ…。うちの子は復習は必要ないので、出来れば予習出来る塾がいいです。」
と言われて入塾を断られたことがあります。

私たちは学習指導・進路指導のプロですから、学力を上げたり、入試で合格してもらうために何が必要かを知っています。
学力がすごく高い子、学力は高いけれど内申点が足りない子、普通の学力を備えている子、学力は高いけれど勉強をしてこなかった子、学力は心配だけどとても頑張っている子、学力が心配なのに頑張っていない子…などなど、様々な子たちとそれぞれの成功に挑戦してきました。

それだから言えることがあります。
❝学力UPを目指す子の中に、復習を必要としない子はいない!❞

桐光には各中学の学年トップクラスの生徒が何人もいます。
その子たちが最終的に【特進コース】としてサポートを受けながら、
95%前後という驚異的な合格率でトップ高校にも合格していきます。
(参考:近隣のトップ高校全体の合格率は約80%)
そんな子たちでさえ、一度習ったことがいつまでも定着しなくて、
私たち教師に何度も叱咤激励されながら、受験生としての一年を過ごすのです。

塾選びは大事ですよね。
桐光では復習を徹底的にやる塾です。
確実に学力を伸ばすために必要なことを与えていきます。

でも、こう思うかもしれませんね。
「予習につながることは一切やってくれないの?」とか
「復習は復習でも難しい問題はやれるの?」など。

桐光学院のテーマをご存知ですか?
《面倒見主義》です。
ご希望に応えるのが大好きな教師がたくさんいます。
そして、ひとつ忘れてはいけないことがあります。
桐光の塾生なら個別指導のサポートを受けられることです。
5教科の個別サポートを何度でも。
教科の指定だけでなく、やりたい単元を希望することも出来ます。

しかも無料で。

春期復習講習に来てくれるみなさん!
毎週桐光で頑張っている塾生諸君!
この2週間は、いつも以上にアドレナリンを出して先生たちも頑張っていくので、【持ち物:やる気】でお願いします!

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今週の頭から【4月スケジュール】を配布し始めました。
★「えうちの子もらってきていないけど
という新中3の親御さんがいらっしゃるかと思います。
はい。
新中3だけは、来週の月曜をめどに、
いま作成中の【春号 本部校通信】と共にご自宅へ郵送いたしますので、
まだ配布していません。ご自宅に届くまで少しお待ちください。
他の学年については、塾生に手渡しで配布しますので、
小学生と新中2までの塾生の親御さんは、
お子さんからお受け取り下さい。

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英単語テストが先週から英語の時間内で実施されまています。
あらかじめどの40問が出題されるか伝えてあるので、
本来ならば、全員が満点で普通です。
ところがそうもいかないのが悩ましい。

新中2は先週【休講(公立高校合格発表日)】だったのでデータ無しですが、新中3は他の8校舎と平均点による比較でランク付けされました。
本部校は全9校舎中の6位でした。

超低い!

まぁこれから上がっていくと考えればちょうどいいのかもしれませんが、でもやはり残念でなりません。こういう<誰もが頑張って、努力で得点できるテスト>では、誰にもどこにも負けて欲しくありません。持って生まれた学力で敵わないということはあると思います。私が数学を苦手としているのと同じです。でも、こういう暗記ものはある程度努力で攻略できるのです。数学が苦手な私だって、テスト前は教科書の例題をいくつか完全暗記して臨む。それぐらいの努力はしていました。
つまり、こういう確認テストは、その子の素質というか学力や能力ではなく、どれだけ勤勉かどうかを測る指標と言えるのです。

実際、学校の通信簿の各教科ABCの評価が付くところの一番上の項目は、一般的に<テスト以外の積極性・やる気>の評価だと言われていますが、中学校の中には、桐光の英単語テストのような<範囲表の通り出題する小テスト>の結果を、学力ではなく努力の評価としてその一番上の項目に反映させている場合があると聞いたことがあります。

成績アップを果たすには、勤勉さこそが重要です。
なにも、期末テストや学調で50点満点をとれというわけではないのです。
きっと誰もが出来る努力を、みんなでやってくれたら嬉しい。
そういう集団に成長して、
苦しさを明るさに換えてみんなで頑張っていきたい。

それだけのことです。

全ての受験が終わったら電車で旅をしようと思い、
先日、山梨県の甲府へ行ってきました。
でも今からその旅行記を書くわけではありません。
ちなみにタイトルにあるCSとは、プロ野球のクライマックスシリーズではありません。カスタマーサティスファクション(顧客満足度)のことです。

皆様にも割と知られていることかもしれませんが、私は超が付くほどのカレー及びインド料理好きです。そうですね…平均すると週に2~3回は食べていると思います。それ故、この日も甲府市内では随一のカレー屋さんと評されているインド料理屋さんで夕飯をいただくことにしました。店員さんもシェフももちろんインド人でしたが、そのホールを担当していた店員さんの接客に、この後驚くことになります。

★「ご注文は?」
私「シーフードカレーにナン、飲み物はマンゴーラッシーで。」
★「はい。辛さは?普通?」
私「はい。普通で。」
★「以上ですか?」
私「はい以上です。お願いします。」

そして注文を終えた後の私のココロの内はこんな感じでした。

(本当は少しだけ辛いのがいいけど、この店は初めて来たから、【普通】【辛口】が実際どれほどの辛さかわからない。だからとりあえず【普通】と伝えちゃったけど、それが無難だったよな。全く辛くないカレーだと物足りないんだけど、遠くまで旅行に来て辛すぎるカレーを食べるリスクを負うのはいやだ。それはそうと、カレーとナンだけじゃ、量が少ないかも。でもタンドリー料理を追加したら多いかなぁ。まぁいいか。とりあえず今注文したものを食べて、それでもよほど胃袋に余裕があれば、夜ラーメンでも食べよう)

すると…
★「パパドを2枚サービスします。ぜひ食べてください(^▽^)」
※パパドはスパイシーなかなり薄焼きのせんべい

(え?! 追加で食べるには最高のおつまみ!
パパドは美味しいし、お腹にたまらないからいい!)


さらに数分後
★「お客様ご注文のカレーですが、少しだけ辛くしますか?」
という申し出をしてきたのです!
私「は、はい。少し辛い方がよかったんですよ♪」

普通、お客さんからオーダーを受けて数分も経った後で、
店員さんから新しい提案をされますか?
されませんよね?
しかもインド人に比べて辛さに弱い日本人に、
辛さアップのに提案をしちゃうなんて…(驚)
だから私は思わず彼に尋ねました。

私「なぜ、私が実はもう少し辛めのカレーを求めているかもしれないと思ったんですか?」
★「はい。お客様が注文なさるとき、辛さを決める瞬間少しだけ迷っていた気がしまして。それに、当店のシーフードカレーは、もしかしたら他のカレーに比べて少しマイルドです。だからお客様には少しスパイシーな方が良いかと。」
私「素晴らしいですよ!感動しています。あなた最高です!」

お客様が発するほんの少しの情報から、本当の気持ちを察する彼の洞察力に感嘆しました。そして、そのサービスに虜になった自分の気持ちを通じて、ファンになっていただくことの重要性も体感しました。次に甲府に来るのは何年後か、いやもしかしたら、甲府の人たちとはこれが最後(一期一会)になるかもしれませんが、彼は私の中で、絶対に再会したい人の一人になりました。

生徒の聞こえざる心の声
生徒の見えざる表情の裏側

そこにフォーカスしていけるようにしよう。
もっと察することができる教師になろう。
そういうことも思いながら、身延線の特急に乗って帰ってきました。

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