こんにちは。

 今年度の最後のテスト,学年末テストが返却されつつあります。

 結果については生徒により様々なのですが,点数だけをみると総じて苦
戦している生徒が多いと思います。

 ただし,点数だけでテストの出来不出来を判断するのは早計だと言わざ
るを得ません。生徒に問題用紙をもってきてもらい各中学のテストを確認
していますが,年度末最後のテストですので点数がとりやすい,というテス
トはほぼありません。学年末テストにおける苦戦は,例年同じ事なのです。

 英語で言えば3学期の履修より以前のものが出題されていたり,実力問
題が出されたりで,この学年末テストは1年トータルのまとめテスト的な側
面をもってるため,そうなると必然,かなりの難易度になる場合が多いです。
学校の先生も,その子の実力がわかるように,難しい問題を織り込み,点
数化した時に分布が散らばるようにしています。誰もが取れるようなテスト
をやってしまったら,生徒たち個々ののレベルが正確に反映しないからです。

 全体的に点数が下がっている場合,順位を見てみないと前回との比較
はできません。点数は下がっていれば,それだけで成績が落ちていると判
断することはできません,学年順位,教科ごとの平均点なども併せて考慮
に入れるべきだと思います。

 それでもお子様の成績が危惧される,学習状況など改善が見られない等
お悩みの場合は,早急に桐光学院にご相談ください。今回の結果を踏まえ
て,次につなげるための方策が何よりも大切になります。

 誰よりも悩んでいるのは生徒自身です。生徒自身の心と向き合い,気持ち
を変えていくことが何より必要ですし,進級を控えている今,前向きな気持ち
にさせる手立てが必要です。桐光では面談を設定して,最も良い方向に生
徒を向かわせることができるように「対話」をしていきます。

 このところ徐々に暖かくなっています。春の訪れは,人の気持ちを開かせま
す。

 新しい季節の始まりを感じて心が前向きになれば行動にも映りやすくなり
ます。行動が変わって初めて成果が見込める段階になります。叱責したり,
追いつめてしまっては子供の心はどんどん離れていきます。

 基本的に向上心を持っていない子はいません。それに向けて道しるべを
示してあげる事こそが大切なことだと思います。