こんにちは。

 18日(木)夜,令和3年度静岡県公立高校入試最終倍率が出
されました。

 今年度の入試。戦いに舞台になる各校の情勢が決まりました。

 目につくのは一部の上位校での倍率の低さ。

 北高,市立高,西高は昨年よりも倍率は上がっています,厳し
い戦いを強いられます。しかし,浜松南校においては1.06倍と
いう低さです。もっとも南高の理数科は2倍という高さですが・・・。

 磐田のトップ校,磐田南高も1.07倍と低い数字です。磐田南に
関しては今年度に限らず,一時期と比べて近年は低い年が続い
ていました。

 昨年は高倍率だった浜商は落ち着きました。中堅の浜名高校
は少し高めですが,湖南高校は定員付近の人数に志願者が落ち
着いています。

 もうひとつは驚くのは,定員割れを起こしている高校,学科の数
もいつもよりも多いと思われます。城北工業高校はすべての科で
定員割れの状況です。

 今後の最終志願変更でほんのわずかの志願変更があるとしても
ほぼこの状況で今年度の入試に突入していきます。大勢は決した
というべきでしょう。

 先の私立入試では,聖星高校など一部の私立高校の人気が高
まり,私立単願の人数が例年に比べて高い状況が見受けられまし
た。

 この公立高校志願状況における一部の高校の競争率の低さ,そ
して定員割れが複数の学科・高校で起きているということを見るに
つけ,私立高校に相当数の受験生が流れていることを証明している
のではないか,とうかがい知ることもできます。

 首都圏では,コロナ禍の中,休校などの際の緊急時における映像
・オンライン授業など,生徒への指導体制が公立の学校よりも私立
の方が充実していることで私立人気がより一層高まったという報道
もありました。

 そういう意味では,今回の志願者はコロナ禍という時代を少しは反
映しているのではないかともいえるのではないでしょうか。

 さて,桐光の受験生は,どんな状況でも戦える力を桐光で身につけ
ました。

 他のライバルとの競争で打ち勝つ強いメンタルも鍛えられました。

 いまさら何を恐れることがあるでしょう。己の夢をつかむため,堂々と
戦ってほしいと思います。