こんにちは。

 周りにいる友人や知人など,その人たちに対して一度抱いた印象,例えば「優し
い人」「気が短い人」「いい加減なやつ」など,一度抱いた認識は,その後,よほど
のことがない限り,拭い去ることはできません。

 ことに悪い印象は,より強く相手の心深くに印象付けられ,その後よほど衝撃的
なことがないと,それはよい方に転じることはなかなかありません。

 その人の意外な一面をひょんなことで発見したり,目の当たりにしたとき,
 
 「ああ,この人にはこんな一面があったんだ!」とか,
 
 「実はとても思いやりのある人なんだ。」と,ある種の衝撃をもって感じたとき,は
じめてその人に対してとらえていた人物像を見直したりするきっかけになります。

 生徒と教師の間でも同じことが言えます。

 「忘れもの」を一,二度繰り返しただけで,「忘れ物が多い」という認識を持たれ,
3回目にはもう決定的となります。その後,忘れものが改善したとしても払拭できな
い時期がかなり続くのではないでしょうか。

 したがって,内申点を意識した時,このことから,提出物の期限遅れなど自分の
評価のマイナスにつながるなることは絶対にしない,ということがいかに大切かわ
かります。また負の印象を覆すならば,ちょっとのことではだめで衝撃的な事実を
相手に突きつけることです。

 例えば,ある教科のテストで低迷していた点数が,あるとき,飛躍的に伸びたとし
ます。「お!?」という感じで相手を注目させたら,それは必ず相手の自分に対する
評価を変えさせるきっかけとなります。うまくいけば普段の取り組み姿勢がその結
果を導いたんだと思わせれば,その場で評価が変わるかもしれません。
 
 調査書に記載される内申点が出る2学期。中3にとっては内申点を上げる最後の
チャンス。普通にしていても変わりません。相手の自分に対する評価を変えるとい
うことはいかに難しいかを認識したうえで,何よりも「変えるんだ」という強い本人の
意思と努力,行動が相手を振り向かせるのだということを頭に入れて行動しましょう。
 
 明日からテスト対策が始まります。中間テストで得点を上げる!印象を覆す残り少
ない大きなチャンスです。