桐光からも、GW明けに向けて課題が出ていますし、学年によっては学校の課題の量も膨大です。

この10日余りの過ごし方で、学力には大きな差ができることは簡単に想像がつきます。

ただ自宅学習で大変なのは

「やりはじめること」
「集中力の維持」

の二つです。
この二つの壁を超えるための方法の一例です。

「やりはじめること」
好きなこと以外を始めるには、心理的なハードルがあります。基本的に、心は現状維持か、楽なことと楽しいことが好きだからです。
このハードルを超える具体的な方法としては

毎日の勉強時間を決める(例えば午前9:00~12:00、午後16:00~18:00は勉強の時間と決める。習慣にしてしまうと、ハードルは下がります)
決めた時間を過ぎてしまっても、途中から始める。やらない完璧よりもやる不完全です。
・完璧な環境を求めない。隣で掃除機がかかっていても、勉強はできます。
・やる気がないときも時間が来たら机に向かう。やる気は、やっているうちに出てきます。人間の心は現状維持が好きなので、始めてしまえば苦痛でなくなります。

「集中力の維持」

・休憩時間を長くとらない。勉強時間を決めたら、休憩は1回につき5分程度。10分は長すぎます。また、勉強時間は動画、テレビ、漫画は禁止です。5分で区切りがつかないものは休憩時間にはやらないというルールを作りましょう。
・40分か50分に一度休憩を入れる。30分は短すぎます。
・その日ごとに、学習する範囲を決める。ゴールを決めると、集中力は続きやすくなります。できれば、親の前で宣言させると親も大体の学習量を把握できます。
・スマフォは別の部屋に。中学生にとって調べものをするのにスマフォは適したツールではありません。
・イヤホン禁止。音楽を聴きながら」は作業効率は上がりますが、学習効率は下がります。
・人によっては、最大2時間で場所を変えるといいことがあります。1日の中で「3時間を2回」よりも「2時間を3回」の方が集中力が続く場合があります。

ぜひ、お子様と上記について一度話し合いをして「GW中の勉強のルール」をつくっていただければと思います。

橋本