中3生になると模試の自己採点をさせる場合があります。
《自己採点》とは、模試を受けたら、その結果が返ってくる前に自分の答案の内容を思い出しながら、自分で採点をしてみることです。すべての問題が1問1点とは限りません。特に理科・社会・国語の記述式問題、英語の英作文、数学の文章題や証明などは2~4点の配点がありますから、自分の書いた答えが減点無しで得点が得られるかどうか、そういうことも考えて自己採点をしていきます。

自己採点をする目的は幾つかあります。
①テスト返却を待たずして、自分の得点を把握できる。
②いち早く自分の至らない部分、得点できなかった単元を把握できる。
③自分が間違いだと思って減点した問題が、実は〇だった場合、自分が答案用紙に書いた答え方で良かったのだとわかる。
④自分が正解だと思って加点した問題が、実は✖や減点だった場合、その答え方では今後まずいということがわかる。
⑤5教科全体を通じてあまり出来が良くなかった場合、その後すぐに危機感を持って取り組める。
⑥模試を受けた→自己採点→返却後解きなおし 繰り返し問題にあたることで、模試の内容(問題)が記憶に残りやすくなる。


最終的に、5教科トータルでの点数が伸びていく子は、この自己採点の精度が高く(予想点数と実際の点数に差がほとんど無く)、自己採点や解きなおしも含め、取り組みがまじめで丁寧にやれている子です。単に《模試を受けた》という事実はどの桐光中3生にも平等にありますが、それを生かせるかどうかということについては、個々で大きな差がついていきます。
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