全ての受験が終わったら電車で旅をしようと思い、
先日、山梨県の甲府へ行ってきました。
でも今からその旅行記を書くわけではありません。
ちなみにタイトルにあるCSとは、プロ野球のクライマックスシリーズではありません。カスタマーサティスファクション(顧客満足度)のことです。

皆様にも割と知られていることかもしれませんが、私は超が付くほどのカレー及びインド料理好きです。そうですね…平均すると週に2~3回は食べていると思います。それ故、この日も甲府市内では随一のカレー屋さんと評されているインド料理屋さんで夕飯をいただくことにしました。店員さんもシェフももちろんインド人でしたが、そのホールを担当していた店員さんの接客に、この後驚くことになります。

★「ご注文は?」
私「シーフードカレーにナン、飲み物はマンゴーラッシーで。」
★「はい。辛さは?普通?」
私「はい。普通で。」
★「以上ですか?」
私「はい以上です。お願いします。」

そして注文を終えた後の私のココロの内はこんな感じでした。

(本当は少しだけ辛いのがいいけど、この店は初めて来たから、【普通】【辛口】が実際どれほどの辛さかわからない。だからとりあえず【普通】と伝えちゃったけど、それが無難だったよな。全く辛くないカレーだと物足りないんだけど、遠くまで旅行に来て辛すぎるカレーを食べるリスクを負うのはいやだ。それはそうと、カレーとナンだけじゃ、量が少ないかも。でもタンドリー料理を追加したら多いかなぁ。まぁいいか。とりあえず今注文したものを食べて、それでもよほど胃袋に余裕があれば、夜ラーメンでも食べよう)

すると…
★「パパドを2枚サービスします。ぜひ食べてください(^▽^)」
※パパドはスパイシーなかなり薄焼きのせんべい

(え?! 追加で食べるには最高のおつまみ!
パパドは美味しいし、お腹にたまらないからいい!)


さらに数分後
★「お客様ご注文のカレーですが、少しだけ辛くしますか?」
という申し出をしてきたのです!
私「は、はい。少し辛い方がよかったんですよ♪」

普通、お客さんからオーダーを受けて数分も経った後で、
店員さんから新しい提案をされますか?
されませんよね?
しかもインド人に比べて辛さに弱い日本人に、
辛さアップのに提案をしちゃうなんて…(驚)
だから私は思わず彼に尋ねました。

私「なぜ、私が実はもう少し辛めのカレーを求めているかもしれないと思ったんですか?」
★「はい。お客様が注文なさるとき、辛さを決める瞬間少しだけ迷っていた気がしまして。それに、当店のシーフードカレーは、もしかしたら他のカレーに比べて少しマイルドです。だからお客様には少しスパイシーな方が良いかと。」
私「素晴らしいですよ!感動しています。あなた最高です!」

お客様が発するほんの少しの情報から、本当の気持ちを察する彼の洞察力に感嘆しました。そして、そのサービスに虜になった自分の気持ちを通じて、ファンになっていただくことの重要性も体感しました。次に甲府に来るのは何年後か、いやもしかしたら、甲府の人たちとはこれが最後(一期一会)になるかもしれませんが、彼は私の中で、絶対に再会したい人の一人になりました。

生徒の聞こえざる心の声
生徒の見えざる表情の裏側

そこにフォーカスしていけるようにしよう。
もっと察することができる教師になろう。
そういうことも思いながら、身延線の特急に乗って帰ってきました。

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