杉山先生とともに、明日は合格の確認に出向きます。
「14日は杉山先生もセレモニーに来ますか?」と、合格した後の再会を楽しみにしていた子もいます。その子のことも,他の子たちのことも、桐光の全ての受験生の合格を願い続けたこの一週間でした。

合格発表の瞬間はこんな風に過ぎていきます。

各高校の先生が数人ほど、
お昼正午ちょうどのタイミングで、
合格者の番号だけが書かれた紙を持ってきます。
正面玄関など、一番目立つ場所に貼られます。

多くの合格者がでる高校などでは、
1枚の紙では番号を載せきれないので、
何枚かの紙が順に貼られていきます。
1枚目の紙に自分の番号がある子は、
その番号を見つけるや否や、
歓喜の叫びを発します。
本当はすぐにでも確認できる番号なのに、
結果を見るのが怖くてなかなか紙の方を見られない子もいます。
そんな受験生たちの姿を少し見た後で、
私たちは桐光の受験生たちの番号を確認しにいきます。

この日ほど、いろいろな思いで心が揺さぶられる日はありません。
杉山先生は、嬉し泣きをする準備が整っているようですが、
私はまだどんな気持ちでその瞬間を迎えるのか、
正直言ってなにも想像できません。

明日は全ての思いが一瞬のうちに弾けて拡散する日です。
高校の合格者発表の瞬間には、
嬉し泣きとも悲しみの涙とも見て取れる悲喜が交錯します。

人生は毎日がスペシャルです。
どんな一日も時間に価値の優劣はありません。
それでも、
明日だけは、
受験生たちの特別な日として、
彼ら彼女らの偉業を讃えてあげたいと思います。
最高の再会を期待しています。


P.S.
このパンは、ベーカリーHanaの《いのししパン》です。
このベーカリーが大好きな受験生がいます。
今年はいのしし年でもあります。
合格の前夜祭として食べちゃいました。


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