この間、入試講習会に参加してきたことをブログにも書きましたが、その時【英語】の傾向分析でもその人が「静岡県公立高校入試の英語は、英作文が難しい」と言っていました。私はそんなことは10年以上前から知っていて、そのために対策を講じてきました。
たとえば《私は鳥を観察するのにとても素晴らしい場所を見つけた》という日本語が書いてあれば、考え方の手順としてはこのように考えるのが一般的です。
①[私はとても素晴らしい場所を見つけた] ここまでを過去形で書き
②[鳥を観察する(見る)ための] という修飾節を後ろにくっつける
そうすることで、それほど難儀せず正解にたどり着けます。

しかし静岡県公立入試となると、たとえばこういう類の日本語で出題されます。
<1>ここだけの話ね。
<2>時には休息も必要よ。
<3>(犬を飼うのはいいけど)手がかかるのよ。

1は[ここだけ]という[場所]を英語にしたらバツになります。
 場所を表現すべき問題ではないからです。
2は[休息]という単語は習いません。
 それに類似した表現ができないとダメです。
3もそうです。
 [手がかかる]という単語や表現は習いません。

試しに、現中2のお子さんをお持ちの親御さん、お子さんにブログを見せてやってみるように促してみてください。中2の履修内容でも十分対応できる問題もありますが、どう書いていいかわからない子が多いはずです。
このように静岡県公立入試の英作文は、《文字通りの日本語を英語にする》という能力だけあっても対応出来ないのです。どう英語にしていいかわからない日本語を巧みに咀嚼し、自分の持つ英語力で対応していく力が必要です。

私はこういういわゆる《この日本語どう英語にするの?中学英語で書けるかな?》という日本語のフレーズを常に探してます。今ではそのレパートリーも200を越えました。ほぼ毎年、私が用意したレパートリーから類似問題が出題され、受験生を助けています。

ではどうやって私はそういう日本語の表現を探しているか?
それはやはり【読書タイム】に行われています。
コメダ珈琲や元町カフェで、あるいは海浜公園の駐車場に車を停めて本を読みつつ「ん?これは(英作文に)使われる可能性のある表現かな?」と思うと少し読書を中断し、中学英語で幾つか英作文をしてみます。「あ、いけるかもな」と思えばノートに書き留めて、「う~んちょっと難しすぎるか」と思えばスルーしてまた読書に戻ります。

そんなわけで、私の❝読書あるある❞の一つはこういうことです。
《読んだ本はたくさんある。でも内容を覚えていない本もたくさんある》
半勉半読のような読み方なので、海外の登場人物の多いミステリなどは、私の読書タイムには合わないような気がします。

だいぶ長文になってきましたね。
なぜこんなことを書いているかと申せば、
この間《特進コース》のことを中2Sクラスの子を中心にご案内いたしましたが、いまだ「桐光の特進コースって何をやるの?」という子や親御さんも多いでしょう。

今回は英語のしかも条件英作文だけのことを書きました。5教科250点満点のうちの4点分です。この4点を桐光生にとってもらための私のこだわりを一部紹介したにすぎません。英語に限っただけでも、こういう対応すべき点が他に幾つもあります。
他にも数学・国語・社会・理科とそれぞれのスペシャリスト(教師)が、上位高校が志望校でも確実に合格できるようにサポートしていきます。

教えてあげたいこと、解き方が定着するまで繰り返しテストしたいこと、ライバルたちの間で自分の位置が今どこにいるか自覚してほしいことなど、ギブ&ギブの気持ちが早っているので、どの塾よりも早く上位高校への対策を始めていきます。

特進コース予定
4月中旬 メンバー選抜
5月中旬 説明会
6月初旬 課題スタート

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