火曜日の中1の授業で,エビングハウスの忘却曲線について話をしました。

と言っても私自身が心理学の専門的な内容を理解できているわけではありませんので,中1生にも分かる形で話をしました。

あの有名なグラフは,実は「忘れていくスピード」を表すのではなく「節約率」を表すグラフであったとか。

節約率とは・・・
例えば,最初に「ことがらA」を覚えるのに100の努力が必要だったとします。

グラフによると20分後の節約率は58%。
100から節約した58を引くと42。
20分後に復習すると,「ことがらA」を覚えなおすのに42の努力でOK。

1日後の節約率は34%ですから,1日後に復習すると,「ことがらA」を覚えなおすのに66の力ですみます。

全く復習しない,またはテスト前にまとめてやろうとすると,「ことがらA」を覚えるのに必要な努力が100に近くなってしまいます。



で,どうすればいいのかというと・・・
① その日,学校で学習したことを家に帰ってから,科目ごとに何も見ずに「書き出してみる」
② 書き出せた量や内容の確認のために,ノートを見て,書き出したものに付け足し。
③ 塾の授業があった次の日に,何を学習したのか「書き出し」
④ 書き出しに付け足し。
①~④ 全て5分程度でOK

今までの勉強に,上記4点を加えてみる。それが中1生に対する私のアドバイス。