昨日は不思議な日でした。
自主勉に来ていた子たちの指導にある程度きりがついたタイミングで,廊下というか第2教室の外で少ししゃべる声が聞こえたので確認にいくと,4月に高校生になった子たちが来てくれていました。ちょうど授業の合間だったので彼女らと話をして,帰る時間だというのでバス停まで送っていったのです。そうしたらなんと,その来たバスから今度は大学2年生になった卒塾生が降りてきました。
看護系の大学なので,レポートの作成や実習の準備などで毎日が寝不足だそうです。医療は命に係わる仕事なので,お医者さんだけでなく,看護師さんも大変な努力をしてきているのですね。大人の私の方が余暇が多いような気がして,それを申し訳なく感じるほど過酷な現状を知りました。

昨日会った子たちは皆頑張り者で,中学生で桐光にいた時,入塾後頑張ってすぐに驚くほど成績を伸ばした子や,入試前に高校別ラインキングで1位をとったり,他の誰よりも勉強を頑張った子たちでした。
私が本気で応援したい子はどんな子かと言えば,学力が高いとか,学校で人気があるとか,そういうことは何も関係ありません。やはり‟桐光教師が見ても,親御さんから見ても,勉強を本気で頑張っている子”に限られます。昨日再会できた子たちも,三者三様,学力も“私の記憶の中での輝き方”もそれぞれ違います。でも共通していることはあります。本当に真面目に頑張って結果を出したということです。先生に指示されなくても,また指示された以上に努力していました。

私は3人の卒塾生たち全員に同じ質問をしました。
私「いつが一番楽しい(楽しかった)?」
全員「(即答で)中学生の時!」

そういうものでしょうか。
あれだけ毎日桐光で勉強漬けで,宿題もあって,2学期は学校行事や委員会や生徒会の仕事と両立も苦労したはず。まだ彼女たち自身も幼くて大,人のアドバイスにも素直になれず情緒が安定しなかった時期もあると思うけれど,それでも中学生時代には,人生に二度と経験できないかもしれない‟バイタリティに満ちた毎日”があったようです。

おとといも昨日も中3生の自主勉組が頑張っていました。
食事を持参して,夜遅くまで頑張っている子もいます。
まだまだやれると思いますよ。余力を残している。
早く自習室や基礎問を終わらせてほしい。

‟真の頑張る”はその先にある。
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