先週の新中3Sの授業で,卒塾生たちの全員合格を祝した号外 校舎通信を配布しました。そして,その流れで私はこう言い放ちました。
私「というわけで,君たちにも今から入試を受けてもらうぜ!」
★「えぇぇ
私「あのさぁ…今『え』って言っちゃったね(笑) 本部校にはマイナス発言・マイナス行動の禁止というルールがあるのは知っているよね?『えぇ』もギリギリアウトだから。」
★「でも・・・さすがにびっくりしますよ。」
私「だよな。入試をやるというのは,英作文をやってもらうということだよ。静岡県入試の6年分の条件英作文を用意してきたから,今から挑戦してもらうね。でも結構難しいから,ほとんどの子がほぼ書けないと思う。と,先生は想定しているから,みんなはその先生の予想を上回るように頑張れ。」

という感じで英作文の授業が始まりました。

静岡県(公立高校入試)の英語の作文は非常に難しいです。
どんな風に難しいかと申しますと,例えばこんな問題(会話表現)が出題されます。
問題《ここだけの話ね》 
【ここだけ】というのは,この場合は‟場所”を意味しているのではありません。
【秘密にしておいて】とか【内緒だよ】ということです。
しかし,中学3年間で【秘密】という英単語も【内緒】という英単語もどちらも習いません。
それでもこの《ここだけの話ね》という日本語のニュアンスを
英語で表現しなければならないので,〔こういう問題に対応する英作文脳〕を備えてもらうべく,一年かけてまた彼らを鍛えていく必要があります。

その指導の第一歩がこの間の授業でした。
さすがにSクラスですね。
問題がやはり難しいので,みんな頭がショートして,
ボーっとしてしまうかと思っていたのですが,
私も彼らも時の経つのを忘れて没頭していました。
そして最後にこんな声も。
「面白かった!また来週もこれ(入試英作文の内容)がいい!」

素晴らしいですね。
私もそんな積極的な子たちとの授業がしたい。
今週も充実した英語の時間を提供できそうです!
英語 静岡県入試過去問-001