本部校中3生の中に,他の受験生に先駆けて合格を勝ち取った子がいます。
「おめでとう」
本当はこの❝おめでとう❞の文字の大きさを2倍・3倍にして喜びを表現したいところですが,まだほとんどの子が入試を先に控えているので控えめに喜びました。
静岡県内の高校は,早くても私立高校で2月16日にならないと合格が決まりませんので,いましばらく頑張らないといけませんね。
「もう高校が決まってうらやましい!!」と思う子もいるかもしれませんが,今回合格を勝ち取った子は,おそらく今年度の本部校中3の中で一番ストイックに頑張ってきた子だと思います。勉強量も取り組みの姿勢も本部校随一でした。おそらく誰も彼の勉強に臨むスタンスを真似できません。

それ故,今回の合格は彼にとっては当然のご褒美です。
でも驚くべきことに,彼はそれをご褒美だと思っていませんでした。
入試を受けてみて,新たに自分の目標と課題を見つけたようです。
普通の受験生なら,入試が終わり,ましてや合格が決まれば,スマホが欲しいだとか友達との旅行計画をする。あるいは今まで我慢していたYouTubeを見まくるというような子が多いと思いますが,彼は違います。

「今まで以上に勉強します。今から図書館に行って勉強してきます!」
そういって颯爽と去っていきました。

私はそんな彼を誇らしく思いますし,
むしろ尊敬に近い気持ちで見送りました。