中1生は学校の宿題で「百人一首を 覚える」というのがあるそうですね。しっかりとアドバイスができていなかったので、この場を借りまして。

見ているだけではなかなか覚えられませんので、何度も声に出して読みましょう。

今日は十首とか決めて、1日の中で何度も反復して声に出すと覚えやすいです。

次の日の最初には、前の日に覚えたものが言えるかどうかチェックするといいでしょう。




ちなみに、百人一首の中で私が好きなのはこの歌。

崇徳院


川の水の流れが一度は二筋に別れても、また後ほど出会うように、別れた私たちもまた必ず逢おうと思うという意味。恋愛の歌だと解釈するのが普通ですが、それだけでなく、人と人との出会いと別れに関する歌だと解釈してもいいと思います。


昨日、幼馴染に何十年かぶりに会いました。幼稚園児だったころに知り合い、お互いの家が引っ越して小中学校は違いましたが、高校で再会。卒業後は別の道を進み、音信不通になっていました。

偶然、ある生徒のお母さんが彼の妹さんだとわかり、そのおかげで連絡先を知ることができて、昨日、久しぶりに会ってきました。

まさに「われても すゑに 会う」という感じです。

中3生はこれから、別々の道を進んでいく。もちろん、同じ高校に行く子もいるでしょうが、それでも途中でわれる、道が別れてゆく。自分の道を進めるのは自分しかいない。自分の道を切り拓くのも自分しかいない。

これからの2か月は精神的にも体力的にもキツいと思います。困ったことがあったらどんどん相談して下さい。キツい期間を一緒に乗り切りましょう。


われても(塾の授業は入試直前までで終了)   すゑ(合格発表の日)に  【笑顔で】会わむとぞ思ふ。