前から少し気になっていた書家・金澤翔子さんの書展に行ってきました。以前一度お参りしに行ったことがあるお寺さん(龍雲寺)で11月6日まで開催されているのですが,「あれ?こんなに大きかったっけ?」と思うほど規模の大きな展示スペースにまず驚きました。
次に驚いたことは,入場料は無料ということ。
さらに驚いたことは,写真撮影・SNSへの投稿も自由にOKということ。

金澤さんが“書”を書いている様を見ていて感じたことは,書家というよりアスリートなのかもしれないということ。“とめ・はね・はらい”を書く刹那の時,えもいわれぬ緊張感が伝わってきました。私も長く書道にたずさわっていた時期もありましたが,同じような気迫で書いた記憶がありません。
普段,彼女の心を満たしているのは“周りの人への愛”だそうです。懸命に字を書くのは,誰かを勇気づけたい。喜んでもらいたいという気持ちがあるからで,また誰か怒られている人がいると,その人の気持ちになりすぎて泣いてしまうそうです。
書展は絵画がとはまた違った良さを感じました。
黒一色で表現されたその人の気持ちが,そこにはありました。

この書展の目玉は“世界一大きな般若心経”なのですが,ここに載せてしまうと,これからもしかして見に行かれる方にとっては,それを見たときの感動が何割か削がれてしまいかねないので写真は割愛します。浜松市内のひとつのお寺さんが金澤さんのこれほどの多くの作品を展示できるなんて普通は考えられません。しかも前述の“世界一大きな般若心経”は龍雲寺にそのまま奉納されるとのことです。
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