私は表題のように人生をピクニック[小高い山登り]に例えるのが好きです。
ここで例えに使っているピクニックの(私なりの)定義とは?
①あらかじめ計画して行くもの
②目的地があるもの
③一人ではなく,何人か連れだって頑張るもの

大ざっぱな言い方をすればこんなところでしょうか。
ピクニックについて考えてみると,勉強にも何が重要か見えてくるかもしれません。

私は塾の講師であり,桐光の塾生は勉強するためにうちに来ているので,①については【入塾の動機(講習に参加した理由)という言葉に,そして②の【目的地】は【目標】に置き換えると良いかもしれません。そして私が今年の受験生を見ていて感じたのは③の重要性です。

「やる気があって,でも前の塾では結果が出なくて今の塾に入った。」目標もあった。小さな目標は達成したが。まだ満足できない。」

例えばそういう状態がある程度続いた時,ただひたすら一人でやっていると,目標を見失いそうになりがちです。例えば個別指導塾の先生や家庭教師とマンツーマンに近い状況で勉強を始めた子は,いわゆる“自分に合わせた指導”を期待してそうしているはずですね。でも自分に合わせた指導を受けているうちに,解くスピードや宿題の量,休憩の頻度や休憩の長さまでが自分に都合の良いペースになっていくというのを何度か聞いたことがあります。
受験は常に自分が満足できる状況で,ストレスが少ないまま勉強をしていけばよいというものではありません。やるべき時には苦しみを感じるほど勉強をせざるを得ませんが,それをどうやって自分に与えていくか。そしてどう乗り越えていくか。
反抗期の中学生が親を頼る?
遊び友達が勉強のモチベーションを高めてくれる?
なかなかあり得ませんよね。

周りを見れば,桐光山脈で仲間達が必死でそれぞれの頂(目標)を目指している—

「自分が今歩いている道はやけにきつい気がする。」
「みんな(集団授業で)集中して頑張っているな。だからもう少し頑張ってみよう。」
「でもさすがに足が痛い。」
「あ,向こうで先生に足を手当(個別授業を)してもらっている子がいる。」
「僕もそうしてもらおうかな。」
「よし!少し休めたし,足の痛いのも治った(苦手克服のコツを習得)。」
「またみんなに追いつけるようにがんばろう。」
「足元だけ見て登っていた時より,少し前を見て歩く方が楽なことがわかった。」
「あ,なんかみんな山頂でニコニコしているのが見える。」
「どんな景色が見えているんだろう(笑)」

今日から春期講習です。
小学生も中学生も,塾生も,そして特に講習生のみなさん!
成長できるというワクワクを持って,桐光に来てみてください。
花も植え替えました。
中腰で1時間くらいかかりました。
私が大好きな“リナリア”の花もあります。
なんだか腰が痛い気がしますが,きっと気のせいですね。
私たち教師も精一杯元気に授業をします!
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