一つ前のブログで“(字を)速く正確に書こう”ということを書きましたが,
実際“速い”というのは何かを基準にして初めて“速い”とか“遅い”とか言えますね。
例えば50mを6秒台で走る中学生はかなり走るのが速いと言われることが多いと思いますが,ウサインボルトに比べたら遅いとしか言いようがありません。
さて昨日の新中1の授業では,小文字のa~zまでを何秒で書けるかを計測しました。
みんなもう本気モードでしたね。
速い子は20秒を切りますし,遅い子で1分近くかかってしまいます。
私は速い子をもっと発奮させようとこう言いました。
私「たぶんね,先生はだいたい14秒ぐらいで書けると思う。先生に勝ちたければ14秒以内で書いてね」
そうしたところ,ある男子の塾生が13秒で書けたのです。
私「おおKくん!先生に勝ったね♪ でもみんな,先生に勝つほど速く書けると何が良いかわかる?速く書けるということは,そのことをしっかり覚えているということが言える。だって,ちゃんと覚えていない子は自信が無いし,忘れていることを思い出そうとして時間をロスするね。ちゃんと覚えていることが何よりも素晴らしい。次に,ペンを速く動かす運動能力と脳の回転を備えているということも言える。そして三つ目は,ある子の2倍の速さで書ける子は,その子より2倍たくさん勉強する時間があると言えるし,宿題も半分の時間で終わるとも言えるよね。速く書くからといって,雑なのは困るから,速く,そしてある程度丁寧に書くことを習慣づけよう」
ところで,私は本当に14秒がベストタイムなのでしょうか?
私は本当にKくんに負けたのでしょうか?
というわけで,実際にa~zまでアルファベット小文字(26文字)を何秒で書けるのか,スマホのタイマーで測ってみました。
結果は…11秒19!
Kくんに勝ちましたよ。
負けず嫌いなので大人げなく本気を出してしまいました。
Kくん,私に勝つにはあと2秒縮める必要がありますよ。
挑戦待っています♪