ここのところ,中3生の進路面談を多くやっています。
桐光に入って主要5教科が伸びた子。
志望校を受けるには内申点が足りない子。
内申点も学力の部分でも足りない子。
いろいろ,その子によって,志望校によって合格までの距離が違います。

入試なので,合格基準があいまいな部分を残しており,ひとことで断じるには危険ですが,私はこう思います。
浜松南高校以上のいわゆる偏差値が高い子が多く目指す高校を受ける場合,内申点は“必要条件”だと。つまり,内申点が足りないと,受けることが出来ません。いや受けることは誰にでもできますが,圧倒的に高い学力が無い限り,合格は厳しいと思います。
一方,東高校・城北工業高校・磐田農業高校などを目指す,学校内の順位で半分ぐらいに位置している子にとって,内申点を一定以上とることは“合格条件”になると言っても過言ではありません。

2学期の内申点について,桐光で頑張って上げられるのは,国社数理英の,いわゆる主要5教科で,中間テストや期末テストの点数です。
では桐光にいない間に自分でできる努力はないか?

音楽は苦手で,今までずっと「3」だから次もきっと3?
歌が下手だから次も「3」?
違います。ちょっと失礼な表現ですが“音痴”でも4や5をとる子はいます。
下手だからとか,恥ずかしいということで歌のテストで評価が低い。
そういう子はいると思いますが,そんなことで入試が不利なままでいいのでしょうか?
友達にちょっと笑われたって,今までの自分では考えられないほど声を響かせて少しだけ大きな声で歌ってほしい。そう思います。

私のように絵が下手でも,内申点が欲しい子はたくさんいるでしょう。
学校の美術の先生にたくさんアドバイスをもらっていこうよ。
たくさん先生と話して作り上げた作品には,先生だって愛着を感じてくれるはず。

なんとなく日々を過ごし「内申上がるといいな」
そんな風に祈っているだけなんてありえません。


行事としての入試は3月にありますが,
入試に向けての,自分の本当の戦いは2学期(9月から)始まるんです。
今のままでよければそのままで。
変化したければ行動を変えなきゃ。