昨日じつは,特進コースの7人と授業をする前に,
特進コースに入るべきだった5人を集めて話をしました。

「特進コースに入れた7人と,君たち5人は何が違うかわかるか?」
A「成績(テストの点数)か,内申点です。」
「まあ当然そうだよね。でも彼らとの“共通点”もある。それは何だと思う?」
A「学年のいちおう上位の点数(順位)をとっていることですか?」
私「違う。いや,そうだけど違う。君はどう思う?」
B「…わかりません。」
「そうか。特進7人のうち4人は,君たちと同じ志望校なんだよ。」

その時私の話を目で聞いていた5人は,今年度前期の特進桐光コースの選抜に入れませんでした。このことを彼らがどう捉えているのか気になっていたのです。だから期末テスト対策が始まる前に話をしました。

「この5人は,特進の選抜基準に対して,学調の得点と内申点のどちらか,あるいは両方とも少し足りなかったメンバーだ。でも行きたい高校は彼らと同じ。これがどういうことかわかる?彼ら特進の7人は今週から“特進コース添削課題”を始めていることは知っているね?毎週難しい応用問題に挑戦していく。負担もあるだろうが,毎週毎週,確実に実力がついていく。でも君たちはその経験を積めない。3月には同じ高校を受けるのに…だよ。じゃあどうすればいい?7月と9月に特進への編入のチャンスがある。知っているよね。それを本気で狙いなさい。そこで入れければ,応用力の部分で彼らのレベルに追いつくのは難しいだろう。だから特進コースは君たちがいるべき場所だ。」

「2学期の内申が高校入試の合否に直結することは知っているね?中3の2学期(中間)期末テストは,1学期の範囲も,もっといえば,特に英語・理科・数学あたりは中1~中3全ての内容が範囲になると考えたほうがいい。いま,2学期のつもりで勉強しているという高い意識ではないよね?毎週応用力をつけている特進生に負けじと勉強しなければいけない。そして足りない内申点もとらなければいけない。君たちこそ,いま特進コース生以上に本気じゃなければいけないのだよ。」

昨日の話,同じ話はもう二度と彼らにはしないでしょう。行動を変えられるかどうか,期待して見ていきます。