桐光本部校 ブログ

~校舎のことや時々教師個人についてつづる天衣無縫の日記~

日曜日は,テニス部の応援をした後で,浜松城公園に向かいました。
12年間の教師生活の中で初めて,美術部の様子を見に行こうと思い立ったためです。
その日は運動部の中体連の大会にあたる,中文連“写生大会”だったのです。
浜松城公園の全体,どの場所からの構図で書くのかは生徒一人ひとり違うので,広い浜松城公園の中で,下を向いて絵を描いている一握りの桐光塾生を探し出すのは至難でした。
まあそのことはそのこととして…。
この時もあの瞬間がおとずれました。

~そういうところが見えてしまう~
浜松城公園には,浜松市内の美術部員ほぼ全員がこの公園にいて,思い思いの場所に散在していました。書きやすい構図の場所には,道路(通路)にはみだしてまで描いている子がいるほど盛況でした。
私を含めたいわゆる“関係者(美術部員)以外の,浜松城公園を散歩している一般人”は,そんな数多いる中学生の間をぬうように,歩いていくわけです。

登山ではないので,すれ違うときにあいさつする文化(習慣)はありません。
でも,ある場所にさしかかったとき,確か水窪中の子だったと思いますが,
「こんにちは!」
と元気に私にあいさつをしてくれました。
すると,その次の子も,その次の子も,声のドミノのように私が通っていくタイミングで次々とあいさつが連鎖していったのです。その子が第1声を発していなければ,きっとその隣の子も次の子もあいさつをしようなんて思っていなかったでしょう。

「当たり前の概念は,たった一人の声で変るのか!」
私はそのように感じました。
言葉で物事をつたえていく仕事をしている教師として,またひとつ言葉の持つ可能性を学んだ気がします。

ありがとう!
たぶん水窪中のその子!
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中3生が模試をやるようになると,いよいよ受験が現実になってきます。
今週の授業内で,9月の学調を見据えた模試をしますが,この模試結果も夏期講習のクラス分けに関して加味しますし,なによりも他の校舎のライバルたちとの戦いの結果が気になるところです。

特進コースの子は,日頃の添削課題で指摘されたところに同じミスをしない。そして養われた応用力を発揮できるかどうかがポイント。

持ち物…コンパス定規・筆記用具・消しゴム

そして今日明日の授業では,今週末から約1週間という短期的に行うスペシャルサポートの告知をします。お楽しみに!
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女子テニス部の応援をしてきたという昨日のブログの続きです。
北浜中や浜名中など,我が本部校とは関係のない,でも別の校舎に通ってくれている子たちのナイスプレイも写真に収めようとしていたとき,またその瞬間は訪れました。

~そういうところが見えてしまう~
次はそろそろ東部中の子たちが練習のためにコートに入ってくるかな?
そう思ってコートの入り口あたりにいると,審判かなにかの仕事のためか,浜松付属中の子がひとり,そのコートの入り口からダッシュでコートに入っていきました。
(随分と急いでいるねぇ…)
と思っていたのですが,その子が突然踵を返して入り口に戻ってきました。
何かを思い出したのかな?
どうしたんだろう?
と刹那の間に私は思ったのですが,
その子は,コートの中(入り口付近)に生えている背の低い草の中に埋まっていた,小さな飴の袋のようなもの(つまりゴミ)を拾って,自分のポケットに収めてまたコートに入っていったのです。

「素晴らしすぎる…」
きっとこの会場で,何十人もこの入り口から出入りしているのに,気づいたのは彼女だけ。いや,気づいた人は他にいたのかしれないけれど,拾うという行動をしたのは彼女だけ。
そして,そんな彼女に気づいたのも広い会場の中で,私だけでしょう。
その付属中の子と私の心にだけ起きた小さなさざ波でしたが,私はその子のおかげで清々しい気持ちで応援できました。その子もテニス選手なのだから,その日はテニスをするのが務めでしたね。でもそういうところをちゃんと気配りできるのが,選手としての,もっと言えば人としての価値を高めていると思います。

その子の勝敗を確認する前に会場を出なければいけなかったことだけが心残りでした。

東部中の期末テストでは、中3が期末テストで国語に苦戦していました。

「聞き取りテスト」が難しかった(速かった)のと、先生方の採点が厳しかったからだ、と塾生たちからは聞いています。

ただ、この「厳しい」という言葉は、そのまま鵜呑みにはできません。、もちろん、中3が想定していた以上に「細かい」採点だったのだとは思います。細部までしっかり見てくれている採点を細かい=厳しいといって、点数の伸びがなかったをを学校の先生の責任にしてはいけないと思います。

こうした「細かい」点は、個別授業ならばその子に合ったアドバイスをしていくことができます。

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個別授業の希望教科は、機会あるごとに聞いています。これからどんどん個別の機会をふやしていきますね。

土曜の個別は,中1と中2を呼んでいましたが,普段と少し違う授業の入りでした。
中1は中学生になって初めての期末テストであり,中2は中だるみと言われる学年の今を生きているため,期末テストの結果を最大限のチャンスにしてもらいたいということで,それぞれ一人ずついくつか質問したり,考えを聞いたりしました。

問題点は各々違うので,なにかまとめのようなものをこのブログに載せられないのが残念ではありますが,共通していた唯一のことがあるとすれば“まだもう少し頑張れた”ということでしょう。これは私がそう判断しているわけではなく,参加していた子たちそれぞれが自分でそう言っていました。

部活が遅かったり,眠そうだったり,そういう姿を見ていると,親御さんも「この子,部活でいっぱいいっぱいなんだな…宿題大丈夫かな」なんて思うかもしれませんが,じつはまだ余裕があるようです。確かに余っている時間が豊富にあるわけではないが,時間の使い方や自主勉のやり方がよくないことをみんな自覚していました。

私「桐光の宿題や学校の宿題以外に,自分で進んでやった努力はある?そしてそれはどういう勉強だった?」
そんな私の問いかけに,みんな自分がやった努力を発表してくれました。

その答えに対し次に私がまた問います。
私「じゃあ,いまみんながいろいろやったことを発表してくれたけど,今度マネしたいと思う,一番良いと思う自主勉のやり方はどれ?」

そうするとまたいろいろ意見がでましたが,一人のある勉強法に人気が集まりました。
不思議ですね。みんな一番良い方法を判断できます。

私「なんでこの方法が良いと思った?」

もうここまで話してくると,どういう勉強が今まで足りなかったかわかってきます。
桐光模試に向けて,すべき行動の方向付けが出来ました。

土曜の個別授業,私は本当に大好きです。
みんな,やる気と元気の配合バランスが絶妙です。
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タイトルは“そういうところが見えてしまう”
なんのことやらわからないですよね。

今日は中体連の女子テニス部の応援と,中文連の美術部の応援というかおじゃまをしてきました。
先週末のエコパの時よりはましでしたが,それでも今日はとても暑く,そんな中,本部校の和田さんたち女子テニス部の中3生が浜北の美薗中央公園で予選を戦っていました。
(去年は安藤さんの応援に明神池に行きまして,それからもう1年経ったことが驚き)
そこでこんなことを思いました。

~そういうところが見えてしまう~
テニスは1ゲームずつサーブを(敵と味方)交替で打ちます。1プレイごとに,サーブを打つ選手にボール集めるのですが,味方のパートナーではなく,相手チームのサーバーに渡すとき,敵に少しでもプレッシャーをかけるためか《(ラケットで)強めに打って渡す》ということをしている子がとても多いです。
私も中学生時代はテニス部でしたが,そのときからそうでした。でも和田さんのそのボールはちょうどいいスピードでかつ軌道がとても優しく,相手が取りやすいボールでした。意味のないところでの強打は必要ないのですよね。なんとなく,若き頃,調子に乗って強打して,しかもそのボールを渡すための(強打)ショットをミスしてネットにかけちゃうこともあったりしていた自分が恥ずかしくなりました。
敵にも思いやりを。
和田さん,あなたは素晴らしい!
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今週は、中3模試の週間。

第1回学調にむけて全力で走るために、この模試は重要です。

現時点での自分の力と自分の位置をしっかり把握。夏にどれくらいやらなければいけないかがわかります。それだけでなく、過去の塾生たちのデータを参考にして比較することもできます。

中3が受験生になるために、私たちは全力で指導をしていきます。

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さて今日は剣道部の個人戦です。
桐光の教師は各部活の会場を分担して応援に行くのですが,おととし私は剣道の応援にいきました。浜北のグリーンアリーナは,今回も同じ会場ですね。
県ナンバーワンの子の試合,県大会に行ったうち(桐光塾生)の子の試合は特に見ごたえがあり,攻めと守りのせめぎ合いに興奮しました。若返ることができて中学生に戻れたら,剣道部はやってみたい部活のひとつです。

我が本部校からも3人の剣士が挑戦します。
県大会を目指して,相手を気合で圧倒しよう!
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一昨日の記事で、中3の「社会チェックテスト」について話しましたが、そこでは、Aクラスの子たちしか取り上げませんでした。

中3のSクラスなら、こうしたチェックテストは、みんな満点で合格しているから、このブログで取り上げるまでもない…

それなら、いいのですが、実際にはそういうわけではありません。

Microsoft Word - 文書13









Aクラスのほうが3回連続満点合格者が多くいます。ただ、Sクラスのほうが若干在籍が少ないので、合格者の割合は、少しだけSクラスのほうが高くなります。ただ、ほんの少しだけ。Sクラスがもっと発奮しなければならないのか、それともAクラスがとてもがんばっているのか。

たぶん、両方だと思います。Sクラスで満点を逃している子は大抵は9点ですから、勉強はしっかりしている。でも、Sクラスの子たちが志望している高校では、入試本番でその1点が勝敗をわけるのです。

自分が目指している高校は、そういうところなのだ、という自覚をもって、みんなが「中3」から「受験生」になってくれることを期待しています。

最近,わざわざ本部校まで出向いて下さり,桐光のことを聞いていってくれたり,講習を申し込んでいってくれたりする親御さんと何人もお会いしていますが,そのほとんどの親御さんが,本部校ブログを見て(チェック)してくれています。
私が桐光学院についての何かを説明しようとすると,
「それ,ブログにも書いてありましたよね?」
という会話になります。

ブログにはいろんな話題を載せているので,正直言って,20~30分お話する内容の何倍もブログには情報があります。本部校の内情も,教師の仕事についてもガラス張り状態。

この間,塾生の親御さんにもうれしいことを言われました。
「先生のブログはどれも(手を)抜いていませんね!毎回楽しみですよ。」
最高にうれしいお言葉です。

気が付けば,このブログも開始から700日以上経ちました。
ブログは,メールと違って一つの情報がたくさんの方々に伝わります。
そのことを忘れずに,これからも頑張って書いていきます。
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